絶版について。(ライトノベル作家の値うち・第二版より)

久々に読んだらまた泣いてしまった(TT)

http://rokugomarunisai.ameblo.jp/entry-7b21ebe62fe9a8d540fd56ce012009f6.html


ライトノベルファンとして、これは以前から感じてた事ですね。
確かにライトノベル作品は、ツマラナイ作品や、その時代だから面白かった、という一発的作品、読んだ時は楽しめたけど印象には残らない凡作も多いと思います。

しかし、それでも心に残る名作も決して無いという事ではありません。
上記の記事で例として挙げられている「カイルロッド」や「ザンヤルマ」は、私も当時、続巻を心待ちにし、時には涙も誘われた名作だと思っています。

そうした名作と言える作品が、早々に絶版化されてしまうのは非常に寂しいですし、今も執筆を続けている作家さんの栄光を、今の読者層に読んで貰えない事も残念です。

何らかの救済、再利用のシステムが欲しいですね。
例えば、アンケート等で思い入れの深い復活希望作品を集計して、その中から過去の名作シリーズみたいな形で、復刻販売してもらうとか。
ゲームなんかだと、そうした廉価版販売とかありますよね。

ただ再販しただけでは目立たないでしょうけど、5〜10年経過してから復刻と銘打って多少なりと宣伝して売り出せば、昔読んでたファンが懐かしさから購入し直すかもしれませんし、当時を知らないラノベ読者が過去の名作と聞けば興味を示してくれる可能性は十分あると思うんですよね。

最近、ラノベの特集本などがよく販売されてるのが目に付きますが、こういう過去の遺産を大事にする形が確立してこそ、使い捨て商品のごとく扱われてきたラノベが、文学・文化の一つとして地位向上する第一歩だと思うのですけど……
別に高尚な代物になって欲しい、と言う訳じゃないですけどね(^^;