プリズムアーク

体験版でプレイした部分は大幅にすっ飛ばしたお陰で、半日でプリーシア・ルートをクリアできました。

体験版までは面白かったんで期待したんですが、その後のヒロインルートがちょっと微妙かなあ、と思ったり。
とにかく急展開過ぎると言うか、いきなり事態が大きく進んだ上に、ラストは悪役が勝手に自爆してくれたなあ、という印象ばかり強い。

すこしネタバレ入るので隠します。




プリーシアの正体が姫の影武者ってのはちょっと予想外ではありましたが、悪くない設定かなあ。
とはいえ、エンディングでもあるように一応は王位継承権が低いながらもある血筋なのに影武者って、キザーロフ親父も無茶なことやらせますな……

しかし仮にも公爵の娘を影武者にするなんて可能なんでしょうか?
母親の存在もまったく触れられなかったですし、本当にキザーロフの娘だったとしても、妾腹の子か何かなんだろうか。
(だとすると、王位継承権があるのも不思議ですが……ダメだ、わからん)
やたらスケベっぽい描写は多々あったけど、あれがギャグ以外の意味があった、という事なんでしょうか。




話の急展開については、まあ一国の主要な城を落とされたら大戦争に発展する、というのはわからなくも無いんですが、流石にいきなり敵の王都目前まですっ飛ばしますか、普通。

リッテ先生や、男の仲間とか戦争終わるまで完全に放置でしたし、これは他のヒロイン・ルートで明らかになるんだろうか……

ハヤウェイの力の謎もわからず終いだし、メインヒロインと思しきプリーシアのルートでこれらが明らかにならないのは意外だった。
最初は攻略できない先生ズ&シスターヘルのルートで明らかになるんでしょうか?




しかし何よりお粗末なのは中ボス、ラスボスの三賢人とジュダス。
両者ともずっと怪しい存在ではありましたが、いきなり喋らなくてもいい本心と野望をハヤウェイたちに語りだす展開には萎えた。

賢人だの、教会側のアジテーターだった人らとは思えない位の頭の悪い行動過ぎる。

陽動部隊のはずが、凄まじい働きで逆にサブルム王を追い詰めた超実力派部隊に、わざと反発させたいかのように悪し様の演説をする賢い人がどこにいますか……

どうにも、ここらで話を纏めないといけないんで仕方なく、という製作上の都合を感じました。
延期ゲーに良作なし、のジンクスはここでも健在なのかも。




まあ期待したほどじゃなかった、という感じは否めませんが、前半のドタバタコメディのノリは楽しかっただけに、他のヒロインルートもちゃんと遊んでから判断したいと思います。