マンガ

皇国の守護者

capeta カペタ (7) (KCデラックス)
School Rumble(8) (講談社コミックス)
皇国の守護者 1 (ヤングジャンプコミックス)
こわしや我聞 5 (少年サンデーコミックス)
鋼の錬金術師 (10) (ガンガンコミックス)


皇国の守護者」はマンガ連載が始まる、と聞いた時から、
「アレをマンガにして面白いんだろうか?」
と少なからず疑問に持ちつつも、単行本で一気に読もうと思って、連載の方は未見でしたが、中々どうして、いい出来になってます。

マンガになって特に良いなあ、と思ったのはやっぱり剣牙虎のド迫力っぷり。
戦闘時はもちろん、ただいるだけで凄い存在感を感じますねえ。

それ以外の部分でも、原作の緻密な戦況描写、主人公・新城直衛の酷薄さと、内心の臆病さとか、原作で多く描写されていた部分を、しっかり描いていて、小説の内容を知らない人にも楽しめる内容になっているんじゃないでしょうか。

架空世界とはいえ、銃剣が主体の血みどろの戦記物だけに人を選ぶとは思いますが、圧倒的苦境から、主人公の知恵を振り絞って局面を打開していく爽快さが良いですね。

描写がしっかりしてる分、ストーリー展開はかなりゆっくりになってるのは痛し痒しってとこなんですけどね……