処女はお姉さまに恋してる

冬服の方が好み


急な出張とかが重なってご無沙汰しておりました。
……泊まりの出張だったんで、しっかりノートPCで「おとボク」を持っていってALLクリアしてきましたけどね!(笑)


先日書いたまりやルートクリア後、貴子、紫苑、一子、由佳里、奏の順番でクリアしました。

眠い目擦ってプレイしたんで少々記憶がおぼろげなとこがありますが(^^;

総評としては非常に満足しています。
欠点を挙げれば、CGの足りなさ(寮の深夜になっても制服の立ちCGなのは変)を感じましたが、シナリオ的にはほぼ満点。
これまではややキャラクターが弱いなあ、と思っていた同社の作品の中ではピカイチだったと思います。

どのキャラも嫌いではありませんが、特に良かったのは紫苑、奏、一子、貴子、圭&美智子、瑞穂ですね。


紫苑さま(あえて様付け)は今ゲーム最萌えキャラ(^^)
年上、長ロングの黒髪、清楚なのに貫禄も茶目っ気もある、ありそうで滅多に無い魅力的なキャラクターでした。
終盤の展開が“奇跡”と言えば聞こえは良いですが、ややご都合主義過ぎるかなあ、とは思いましたが、瑞穂の両親への挨拶が良かったのでまあ良しとします。
ショップ特典CDにあった紫苑さまが手術後に退院〜卒業式前までのストーリーがまた、瑞穂に甘えまくりでサイコーでした。
ボイスが無いのが本当に惜しい……ショップ特典CD未入手の人の為にも、ボイス付で作り直して欲しいです。


奏は……正直、Hするのは犯罪だと思うのですが(爆)
紫苑さまじゃないですが、マスコット、妹としては最高の愛らしさでした。
意外な才能や、心の成長と強さを見せてくれた意味でも、意外性の勝利って感じでしょうか。
Hシーン直前のこのやり取りに爆笑させられたのも印象に残ってたりー
漫才ですか……



一子ちゃんも意外性と言う意味ではトップクラスかも。
彼女の存在でもっといい加減な意味でファンタジーな話になるのかなあ、と思ってましたが、彼女の特性は意外と使われる事無く、ドジで賑やかなムードメーカーと、鋭い観察眼で寮生の良きアドバイザーになってしまったのには驚きました。
彼女が消えた後の行く末も知りたいとこですね。


貴子さんは王道ツンデレって感じですか。この人の人気、プレイ後に上がる人多いんだろうなあ(^^;
ふくれっ面が出てきた時は私もかなり転がってましたけどね(笑)
甘えてくるのも良いんですけど、個人的にはこの人はやっぱり凛々しい姿の方が好きだったりします。
どのヒロインのルートでも、彼女は瑞穂の参謀として一生付き合うんだろうなあ……


圭&美智子は……オマケシナリオ見てやっぱりそういうコンビだったのか、と納得したり(^^;
最初は圭のトリッキーさばかりが印象が強いんですが、話が進むにつれて美智子の方が主導権を握っている、というのが見えて来るともう一つ面白いですね。
しかし演劇の裏にあんな秘密があったとは……美智子さん恐るべし。


最後に主人公の瑞穂くん。
正直、以前の学校での何事にも無関心だった、という姿はどうにもイメージできなかったんですけど(最初の頃からかなりのお節介ぶりだったし)、事あるごとに落ち込む姿に笑い、無意識にお姉さんフェロモン全開シーンにまた笑い、決めるとこは決めてくれる格好良さで爽快なヒーロー気分も感じられて良い主人公でした。
……Hシーンの度にヒロインより色っぽい裸体を見せるのはどうかと思いますが(爆)



雰囲気作りが上手いし、オマケシナリオが百合系が多いなあと思って調べてみると、どうもこのライターさんは百合系が結構好きな人っぽいですね。
キャラメルBOXのゲームは割りとライター担当者がコロコロ変わってるので、次回作が同じライターさんとは限りませんが、このライターさんで別の作風のゲームも見てみたいですね。


参考:多重精神領域(嵩夜あや氏の個人サイト)