マンガ

真月譚月姫 (2)
真月譚月姫 (2)
同名タイトルのアニメはちょっとアレだったコミックス第2巻(笑)
ネロ・カオスとのホテルとの遭遇から脱出した後から、ネロ・カオスとの決着までが描かれています。
表紙は格好良いメガネの先輩はチョコチョコ姿は見せてくれましたが、活躍は無しです(^^;
ビジュアルノベルという動きの見えにくいゲームを、動きが見えやすい漫画にアレンジするのは大変だと思うのですが、この作品はよく描けてると思います。


おおきく振りかぶって (3)
おおきく振りかぶって (3)
爽やか高校野球マンガ第3巻。
キャッチャー阿部くんと、中学時代にバッテリーを組んでいた“最低の投手”こと榛名くんとの過去が明らかに。
連載では未掲載の榛名くんの過去話が58ページにも渡って一挙掲載されているので、アフタヌーン誌で読んでいる人も必見。
このエピソードで、ちょっとだけ榛名くんの事を見直しました。ちょっとだけだけど(笑)


ラストイニング (4)
ラストイニング (4)

元詐欺師の監督が、あの手この手で弱小野球部を甲子園へ連れて行くべく奮闘する高校野球マンガ。
「大きく振りかぶって」が純粋で微笑ましい野球部を描いてるのとは対照的に、こちらは高校野球をドライ過ぎるほどに、勝つ為の方法論を物凄く徹底して描写しているのが面白い。
工夫をこらした練習方法もありますが、今巻ではあまりに独創的な指導方法に疑問を持った父母会の説得まであり、こういうトラブルって実際あるとこもあるんでしょうねえ……


殷周伝説 ―太公望伝奇 (22)
殷周伝説 ―太公望伝奇 (22)
中国歴史漫画の巨匠・横山光輝の遺作の最終巻です。
前巻までが山場だったようで、今巻では大きな戦争は1回のみで、割と淡々と殷が滅びて、周が興ったという感じでした。
原作の内容は知っていたのですが、やっぱり前巻までに数多くの魅力的なキャラクターがどんどん無残な死を迎えていった事もあって、これまでのシリーズの中では一番読むのが辛い作品でした。
仙人、妖術といった魔法めいた力と、普通の歴史物らしい戦争の融合が面白い作品でしたが、それ以上にお茶目で人間味のあるキャラクターが楽しかっただけに、余計に辛かったですね。
一つの国が滅び、新たな国が興る時は、これが普通なのかもしれませんが……
編集部の後書きによると、「孫子」や「呉越の戦い」も構想にあったらしく、それらの漫画がついに描かれず終いだったのは残念でなりません……