映画鑑賞

魔法使いハウルと火の悪魔


今日は平日ながらウチの会社の休日だったので、映画を見てきました。

  • 笑う大学

http://warainodaigaku.nifty.com/

平日の朝一番の放映だった為か、ホールに私一人で鑑賞をいう贅沢な環境でした(^^;

いわゆる少人数のコント的な作品でしたが、役所さん、稲垣さんの対照的な二人の掛け合いが、先の展開はバレバレなんですが、クスクスと笑いが込み上げてくるのが良かったです。

http://www.howl-movie.com/

鑑賞前にネットでいくつか否定的な意見を読んで覚悟はしてましたが……まったくもってその通り、としか言いようが無いですね(苦笑)

大ヒット作にケチつけるのは何ですが、ハリウッド映画みたいに後で完全ノーカット版を予定してるダイジェスト作品じゃないか、と思うくらいに説明が不足してます。
特に心理描写が……何故ハウルはソフィーが城で住むのをあっさり許したのかとか、ソフィーの恋心も唐突だし、荒地の魔女の目的は何だったのかわからないし……
臆病と言うハウルも、何度と無く戦場に出ている様子を見てると、とてもそうには見えないですし。

ソフィーが所々で少しづつ若返ったりしたのも演出だと思うんですけど、イマイチ伝わらなかったです。

何より、あの物凄く目立つ「動く城」の必然性がサッパリですね。
臆病で逃げ回ってるハウルなら、あんな目立つ居城に拘る理由がわからないし……あの城に何か愛着があるようなエピソードでもあれば良かったんですけど。

宮崎アニメならではの派手な演出は多々ありましたが、正直言って、過去の宮崎アニメを見てきた者としては、ビックリ、ワクワクするような新しい演出は最後まで見受けられなかったという印象でした。


何かもう、見終わった後で謎ばかり残ってストレス溜まりそうだったんで、思わず原作小説を買って帰ってきました(笑)

……って、これを買わせる為にあんな作りにした、と言う事は無いとは思いますが(^^;


貶してばっかりでも何なんで褒めるとするなら、今回のキャストは良かったと思います。
心配してたハウル@キムタクも素の声とは違った声で良い感じで演じてたと思いますし、ソフィーの倍賞さんも良いです。

年配の方なんで多少若い声に無理を感じる部分はありましたが、倍賞さんと言えば「寅さん」のさくら。
日本における“萌え妹の元祖”ですしね!(爆)
寅さんシリーズをたまに見てた自分としては、素敵な配役だと思いましたね〜。

序盤だけでしたが、ソフィーお婆ちゃんが中々にイイ性格してたのも期待を持ったんですけどね〜。
中盤以降、いつもの純粋無垢なヒロインっぽくなっちゃったのが残念。
どんな危機でも軽口叩いて乗り切るヒロインだったら好みだったんですが( ̄▽ ̄;