とある魔術の禁書目録 3(鎌池和馬)[電撃文庫]

とある魔術の禁書目録3


超能力と魔術が混在する現代風の世界観で、世間からは無能と思われながら、『幻想殺し』(イマジンブレイカー)という魔術でも超能力でも何でも打ち消してしまう異能の右手を持った少年、上条当麻が毎度登場するヒロインに降りかかる災厄と戦っていく話です。

今回は1巻からチョイ役で登場していた、『ビリビリ娘』こと御坂美琴がヒロインでした。

作風的にはこれまでのシリーズと同じく、困難な状況と敵に直面したヒロインの事情や苦悩を知った当麻くんが、やっぱりボロボロになりながら反則気味な『幻想殺し』を駆使して障害となる敵をブッ倒す、というストレートな代物です。

世界観や設定の薀蓄がやたら多いですし、異能の力以外は普通のはずなのに当麻くんは頑丈過ぎだとか、当麻の思考がシンプルな上に直情的過ぎるし、一発逆転の方策が屁理屈っぽいなあ、とか相変わらずツッコミどころ満載の作品ですが、あえてこの手の薀蓄やどっかで見たような設定バリバリなキャラのガチンコ勝負とかが好きな人には、ストレートな分面白いです。

小説と言うより、ドラゴンボールとか少年漫画の格闘漫画みたいなノリ、というと分かりやすいかも。

ヒロインも1巻でロリのシスター、2巻で巫女、3巻でお嬢様学校の中学生、脇役にはやっぱりロリな先生等、その手の嗜好もバッチリです(ォィ

って言うか、「2万人シスターズ」はやり過ぎダヨ!!(爆)