ランス6(ネタバレ注意)その1

なんとなく


やっと終わりましたー(^^)
トゥルーエンドで一応物語的には終わりのようです。

昨今のエロゲでは考えられないような壮大なスケールの作品でビックリしましたよ、正に大作。

一介の冒険者であるランスが、ふとしたキッカケからレジスタンス活動に加わる事になり、そこから国家転覆、内乱に乗じた魔人軍襲来による国の崩壊、そこから逆に魔人たちを追い出す大作戦に繋がって行きます。

正に英雄と呼ぶに相応しい大活躍ぶりなんですが、面白いのはランスの目的はとにかく自分の欲望に忠実に動いただけってとこでしょう。

気に入らない貴族に仕返ししたかっただけとか、可愛い女の子とヤルためだけに国その物を危機に陥れる行動にでちゃったり、自分で作ってしまった惨状にもなんら反省する事なく、ついには魔人の可愛い娘ちゃん目当てに撃退に動いたり……全てがランスのわがままで、国が崩壊したり、逆に国の危機を結果的に救っちゃったりしてしまうから面白い。

基本的には一本道のストーリーなんですが、主人公であるランスが自分の分身となっていると思うと「自分が好き勝手に世界を揺るがせている」という妙な優越感を感じていました(笑)

ゲームのシステム的には、一般のRPGのような部分はレベルアップ部分と、ミッション中のダンジョンと戦闘くらいで、それ以外はゲーム中に得られる三色のポイント玉を消費する事で、イベントが進んでいく形式になっているので、昨今のRPGの操作が煩わしい、という人にも割りと気軽にプレイできるんじゃないでしょうか。

大作だけにHシーンもランスくんが襲うのを中心に多いですが、H中は「がはははは」とか「どっぴゅー」とかいうセリフ、擬音が強姦してるはずなのに妙にコミカルな雰囲気にしてくれてます……人によっては台無し、と感じるかもしれませんが(^^;

秀逸だなあ、と思ったのが戦闘システム。
ゲーム中、最大16人の仲間を引き連れて行動できて、実際にダンジョン巡り&戦闘に参加できるのは6人だけ。
こうなると特定のレギュラーキャラだけ使いがちになりそうですが、控えている仲間にも経験値が与えられるので、使ってなくてもレベルは一緒に上がっていきます。
そして、それぞれのキャラに気力(SP)のパラメーターがあり、これがゼロになると、戦闘メンバーから外れてしまいます。
ダンジョンから脱出すれば気力も体力も回復しますが、それでは深いダンジョンは中々攻略できません。
そこで、控えていたメンバーを交代で使う必要が出てくるので、概ね仲間のキャラクターは使用せざるを得ない為、多くのキャラへの愛着も湧いてくると思います。
さっきも書いた通り、控えメンバーも一緒にレベルアップしてるので、力量的に足手まといになる事も少ないでしょう。
(同レベルでも弱いキャラはいますけどね)