君が主で執事が俺で(みなとそふと)

未有→美鳩→夢→南斗星→森羅→紅子の順番でALLクリア。

タカヒロ氏のシナリオ作品はこれまでもストーリー性はそこそこも、アクのあるキャラたちのユーモア+パロディ満載の掛け合いが楽しいタイプだと期待してましたが、いつものタカヒロ節は健在でした。
(「無個性」というタカヒロ作品においての真逆の自虐ネタを個性としてる夢の設定はそれだけに面白い)

特にキャラが強いのは美鳩ですかねー。
一歩間違うと怖い二面性も持ってるんですが、個人的にはそれがギャグとしても面白かった(^^:

シナリオ的にも、姉モノでは主人公が成長していくモノが多い中、最後まで姉が弟を操る……もとい、導いてしまってるのは
駄々甘お姉ちゃんモノに弱い私のツボ突きまくりでした。


ただ、終えてみると何か物足りなさを感じました。

どのキャラも共通ルートが少ないのは評価しますが、一つ一つが少し短く感じました。

また、主人側に比べるとメイドのルートは、各キャラの悲惨な生い立ち設定から考えると、
驚くほどアッサリと終わってしまったなあ、と食い足りなさを感じました。

主人とのルートが本道と考えるとオマケ扱いなのかもしれませんが、
主人を攻略した後しかメイド側は攻略できないだけに、
最後を飾るルートがメイドにどうしてもなるだけに、締めとしても寂しい気がしました。

トゥルーエンドと言うか、全キャラALLクリア後にエピローグの一つでも欲しかったですね。



まあ色々言いましたが、楽しく笑えて面白かったのは確かです。
面白いキャラたちだっただけに、続編、あるいはファンディスクとか作って欲しいですね〜