智代アフター(ややネタバレ注意)

朋也も結構美形だよなー



予定通り(?)そんなに長くも無かったので、クリアできました。

感想は……なんだろう。
あんまりなラストにやや放心状態なのですが。
良くも悪くも、「AIR」を作ったkey作品だなあ、というのが最初に浮かんだ印象でしょうか。


序盤はとにかくエロ三昧でビックリ。
クラナドでエロが無かった事で鬱憤でも溜まってたんだろうか、と思う位にH三昧……まるでエロゲーだ(ォィ

それでもしっかりいつものヘンテコなノリのギャグ満載で笑えました。

中盤からややシリアス展開になるものの、感動系の良い話でした。


ただ、後半……タイトルにある所の「アフター」ルートで展開が一変。
AIR」などであったような鬱展開があって、評価は微妙です。


ぶっちゃけた話、純粋にキャラの掛け合いによる笑い、感動系の話だけ楽しみたいなら、このアフタールートはプレイしない方が良いのかも。

作品のテーマが「永遠の愛はある」って事なんで、確かにそういう鬱展開もアリというか、こうでもしないとはっきりさせられないのかもしれませんが……前半の明るく楽しく、困難にも笑顔で乗り越えてきた彼らを見た後で、こういう辛い未来を見せられるのはキツイですねえ。


キャラクターはそうした辛い現実を乗り越えていく事で話は収束して行く訳ですが、それは日々の辛い気持ち、悲しい現実を直に体験してきて、ゆっくりと心境が変化していったからこそ乗り越えたカタルシスを得られる訳で、そうした描写をすっ飛ばして彼らが乗り越えた、という決意だけ見せられても、それはプレイヤーを置いてけぼりにしてないでしょうか?


これだけ残念に思うのは、朋也、智代、鷹文、河南子、ともたちとの一夏の、奇跡のようなかけがえの無い生活の姿が、とても楽しく思えたからなんだと思います。
AIR」の時も思ったんですが、やっぱ安易でも、陳腐でも、複数の選択肢を選べるゲームなら、ハッピーエンドも用意して欲しかったですね。